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今日のマーケット情報をまとめました。

日本株は日経平均が57,816.14円で0.3%高でした。
米国株は前日(米国時間2月11日)にS&P500が6,941.47でほぼ横ばいでした。
為替はドル円が152.28を付ける場面がありました。

(1)今日のポイント 3つ

・日経平均は一時58,000円台に乗せた後も高値圏で終えました。
・円高が進み、輸出関連株の重しとして意識されました。
・米国株は小動きで、雇用指標と金利が材料として意識されました。

(2)日経平均

日経平均は57,816.14円で前日比0.3%高でした。
取引中に58,015.08円を付け、58,000円台に初めて乗せました。
選挙結果を受けた財政拡張や減税への期待が買い材料として意識されました。
一方でドル円が152円台に円高が進み、輸出関連株の重しとして意識されました。
高値圏では利益確定売りや主力株の下げが出て、上げ幅を縮めました。

(3)セクター別の傾向

TOPIXは3,890.21で前日比0.7%高でした。
東証33業種では値上がりが24業種で、鉱業や非鉄金属、電気・ガスがしっかりでした。
ニッケル価格が上向いたことが、鉱業や非鉄関連の材料として意識されました。
値下がりはサービス業や空運などで、業種ごとの差が出ました。
半導体主力株は上げ下げがあり、指数の動きに影響しました。

(4)個別株(国内)

(4-1) 上昇が目立った国内銘柄

・セイコーグループ。
腕時計などの精密機器を手がける会社です。
通期の業績と配当見通しの上方修正が材料視され、ストップ高となりました。
・JX金属。
銅や機能材料などを扱う非鉄金属メーカーです。
業績と配当予想の上方修正に加え、インジウムリン基板の増産に向けた追加投資が材料視され、ストップ高となりました。
・資生堂。
化粧品を中心に展開する会社です。
決算で黒字転換が示されたことが材料視され、13%超上昇しました。
・ソフトバンクグループ。
投資持株会社で、AI関連への投資でも知られます。
生成AIサービスの利用が伸びていると伝えられたことが、関連銘柄の買い材料として意識されました。
・イビデン。
半導体向け基板などを製造する電子部品メーカーです。
世界株価指数の定期入れ替えで採用が伝えられ、買いが入りました。

(4-2) 下落が目立った国内銘柄

・ホンダは自動車と二輪車を製造する会社です。
第3四半期の営業利益が前年同期比61%減となったことが材料視され、株価は3.3%下落しました。
・シャープは家電や電子機器を手がける会社です。
特別損失を計上したことが材料視され、株価は10%下落しました。
・SUMCOは半導体用シリコンウエハーを製造する会社です。
1月から3月期に501億円の純損失を見込むとしたことが材料視され、株価は9%下落しました。
・アドバンテストは半導体検査装置を手がける会社です。
円高進行や過熱感が意識され、株価は2.5%超下落しました。

(4-3) 大きな動きがあった米国銘柄

・キャタピラーは建設機械などを製造する会社です。
目標株価の引き上げが伝えられ、株価は4.4%上昇しました。
・ロビンフッドは個人向けの株式取引アプリを運営する会社です。
第4四半期の売上高が市場予想を下回ったことが材料視され、株価は8.9%下落しました。
・LPLフィナンシャルは証券仲介や資産管理関連サービスを提供する会社です。
同業に関するニュースを受けて売りが広がり、株価は6%下落しました。

(5)ゴールド・コモディティ:方向感と価格要因

(5-1) 金(ゴールド)

金は1トロイオンス5,063.11ドル付近で小幅に下落しました。
米国の雇用指標が強く、利下げ期待がやや後退したことが材料視されました。
ドルが強含むと、ドル建ての金が割高になりやすい点が意識されました。
週次指標と物価指標の発表待ちで、様子見が増えました。

(5-2) 原油

原油はWTIが64.92ドル、北海ブレントが69.67ドル付近で小幅に下落しました。
米国で在庫増が見込まれていることが、上値を抑える材料として意識されました。
一方で中東情勢の緊張が続くとの見方があり、下げ幅は限られました。
供給面のニュースと景気指標の強弱を見ながら、方向感が定まりにくい状況でした。

(6)S&P500:方向感と価格要因

S&P500は6,941.47でほぼ横ばいでした。
ダウ平均は50,121.40で小幅高でした。
ナスダック総合は23,066.47で0.4%安となりました。
米国の雇用指標が強く、米国債利回りが上昇したことが株式の重しとして意識されました。
エネルギー株は底堅い一方で、情報技術株は軟調でした。

(7)オールカントリー:方向感と価格要因

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の基準価額は34,429で前日比+166でした。
基準価額は投資信託の1口当たりの値段です。
米国株が小動きでも、地域分散の影響で値動きは比較的なだらかになりました。
円高になると円建ての評価額が目減りしやすい点が意識されました。
金利の変化で株の買い方が変わり、指数全体も上げ下げしました。

(8)為替と日米金利差:方向感と影響

ドル円は152.28を付ける場面があり、円高方向が意識されました。
日本の10年国債利回りは2.190%付近まで低下しました。
米国10年国債利回りは4.1172%付近で推移しました。
日米金利差が縮むと円高が意識されやすく、輸出企業の株には重しになりやすいと見られます。
為替は金利だけでなく、リスク回避や政策観測でも動くため、断定は避ける必要があります。

(9)世界情勢・地政学:市場に効いた要因

中国がレアアース輸出規制の説明会を3月に開くと伝えられ、供給不安が意識されました。
中東では米国とイランの緊張が続いているとされ、原油のリスク要因として注目されました。
インドネシアでニッケル鉱山の採掘許可を減らす方針が示され、ニッケル価格上昇の材料として意識されました。
日本では選挙結果を受け、財政拡張や減税への期待が株買いにつながったと報じられています。
地政学や政策のニュースは供給網に影響しやすく、素材関連の値動きが大きくなりやすいです。

(10)私がチェックしている3つの指標

・純金上場信託(現物国内保管型) (1540):24,010 前日比-190(-0.79%)で推移しました。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):34,429 前日比+166でした。
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):30,363 前日比+564でした。

(11)明日以降、注目しておきたい動向・指標

米国では週次の失業保険申請件数の発表が予定されています。
同じく米国では物価指標として消費者物価指数(CPI)の発表が控えています。
CPIは生活に身近な物の値段がどれくらい上がったかを見る指標です。

金利とドルの動きが大きくなると、株と金と為替の値動きも大きくなりやすいです。
日本株は円相場と半導体主力株の動きが続いて意識されやすい状況です。

(12)まとめ

日本株は高値更新の流れが続き、日経平均は57,816.14円で終えました。
ただし円高と半導体主力株の動きで、上げ幅は縮みやすい一日でした。
米国株はS&P500が小動きで、雇用指標と金利が意識されました。
金と原油は小幅な下落で、ドルや在庫見通し、地政学が材料になりました。
重要指標の発表前で、値動きの理由が複数重なりやすい日でした。
本記事は情報提供であり、投資助言ではありません。